
・パグってお世話が大変って聞くけど、実際はどうなんだろう?
・飼ってはいけないと口コミでも見たことあるけど、飼う前に何が大変なのか知っておきたい。
こんな疑問・悩みにお答えします!
顔の独特なしわと、つぶれたぺちゃ鼻がぶさかわとして親しまれている「パグ」。
人懐っこく、無駄吠えなどもせず、室内犬としては飼いやすい犬種とされている一方で、パグの特有の体質などから、お世話が大変な場面もあり「飼ってはいけない」と言われることもあるそう。
そこで本記事では、パグを飼ってはいけない理由や、実際に飼っている人の口コミなどを紹介していきます。
パグをお迎えする前に是非参考にしてみてください。
パグを飼ってはいけないと言われる6つの理由:パグのここが大変!


なぜ、パグは飼ってはいけないと言われるのか。筆者自身もパグをお迎えする前は疑問に感じていました。
ですが、実際に飼ってみて分かった、パグを飼うのが大変と言われる大きな理由を6つ解説していきます。
- 病気やケガの注意が必要
- 医療費が高い
- 毎日のケアが大変
- お部屋の掃除が大変
- 毎日のお散歩が大変
- 室温の管理が大変
順番に解説していきますね。
病気やけがの注意が必要
パグはその独特の身体的特徴から病気やケガをしやすい犬種です。
特にパグの病気やケガでは以下のような点で注意が必要です。
- 短頭種気道症候群
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パグのような短頭種は空気の気道が狭く、呼吸がしづらかったり、体温の調節がしにくいといった問題があります。
激しい運動をした際、呼吸が難しくなったり、夏には熱中症などにも特に注意が必要です。
遺伝的なものであるため予防が難しいため、症状がひどい場合は手術が必要なるケースもあります。
日常的に、呼吸の様子や体温の管理に気を使ってあげる必要がありますね。
- 皮膚の問題
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パグはしわが多い独特な顔立ちをしています。しわには汗や汚れが溜まりやすいため、放置すると炎症を起こしたり、臭いの原因となってしまいます。
毎日タオルやウェットティッシュ等で拭いて挙げたり、定期的なシャンプーなどで、しわの汚れを落とし常に清潔に保ってあげる必要があります。
- 目の問題
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パグは大きな丸い目がかわいらしい一方で、目に異物が混入したり、ぶつけたりすることで、角膜を傷つけ炎症を起こす「角膜炎」が起こりやすいと言われています。
犬が遊ぶ環境には鋭利な物や、目に危険を及ぼすものがないか、環境を整えてあげる事がまずは大事。
また、症状がひどい場合は視力の低下や失明にもつながるリスクもあるため、早期に発見して病院に連れていけるよう、日常的な観察も必要です
医療費が高い
上述した通り、パグは一般的に飼育される犬種の中病気やけがのリスクが高いため、医療費が高い犬種と言われています。
もちろん個体の健康状態にも左右されますが、医療費が年間10万近くかかることも。(参考:飼育費用の項目別にみる犬種ランキングを発表! 診療費がかかるのはどの犬種?)
医療費が高い=飼いにくいというわけではありませんが、家計に響く重要な要素ですので、経済面ではある程度余裕のある状態でお迎えをしてあげるのが安心です。
毎日の顔のケアが大変
前述した通り、パグのしわの汚れを放置すると「パグ臭」と言われる悪臭の原因や、皮膚病等につながりため、しわのお手入れは怠れません。
基本的には毎日清潔な布やウェットティッシュなどで拭いてあげるのが理想ですが、難しい場合でも最低週に1回はケアが必要です。
慣れてくると撫でる合間に終わらせるくらいラクにできるようにもなりますが、最初は暴れたりして中々掃除ができないこともあり、根気が必要になるかもしれません。
焦らず愛犬とのコミュニケーションの一つと考えて優しくケアしてあげましょう。
抜け毛の掃除が大変
毛が短くお手入れが楽そうに見えるパグですが、実は抜け毛が多い犬種です。
基本的に毛は1年中ずっと抜けますが、春と秋の年2回は換毛期には、特に抜け毛が多くなります。
パグとじゃれ合うと絨毯や床にはもちろん、服も毛だらけになるので、毎日抜け毛を掃除しないとそこら中毛だらけはあたりまえ。
筆者自身、抜け毛を放置した結果、埃のように部屋に舞い、自分のごはんからパグの抜け毛が出てきたなんてことも。
特に掃除が苦手という方は、抜け毛の処理に苦労するかもしれません。
毎日のお散歩が大変
パグは小型犬でそれほど運動量を必要としない犬種ですが、太りやすい体質であるため、適度な散歩で運動をさせてあげることが大事です。
頻度は、毎日朝晩の1~2回で、20分~30分程度が目安。
天気が悪かったり、都合がつかずお散歩にいけない日がある場合は、室内でおもちゃを使って運動をさせてあげます。
また、短頭種であるパグは呼吸機能が弱いため、呼吸に負担がかかる夏場などは、暑い時間帯は避けるようにしましょう。
室温の管理が大変
パグは体温調節が苦手な犬種です。
夏は25度以下、冬は20度以上の室温を目安に保ってあげる必要があり、留守番中や夜間もエアコンが必要。
特に暑さには弱く、熱中症になった場合は命の危険もあるため、夏場は常にエアコンを付けておく必要があります。
パグを飼っている人の口コミは?パグの良いとこ・悪いとこ


実際にパグを飼っている方々の口コミも見てみましょう。
家中のモノに食らいつく
パグを飼うということ
— ぬ〜🐼🇯🇵✖︎🇩🇪 (@nuuupura316) June 11, 2023
テーブル、イス、ソファ、テレビボート…
何にでも喰らいつく#パグ#黒パグ#バグ pic.twitter.com/qEibMeMyhI



特に生後5~7か月くらいの歯の生え変わり時期は、噛み癖がひどくなってくることが多いので、目が離せませんね。
ほぼ毎日掃除機をかけても毛がかなり落ちている



やはりパグを飼う上で、抜け毛との戦いは絶対不可避!毎日ブラッシングと、部屋の掃除機、コロコロは覚悟した方がよさそうですね!
臭いが気になる



しわのお掃除、敵的なシャンプーなどで臭いのケアも必須です!
大人になってもべったりなついてくれる



パグは愛情深くて人懐っこく、飼い主以外にも分け隔てなく接してくれるくらい遮光性が高いので、べったりなついてくれるのは魅力ですよね!
飼育の大変さよりも幸せが勝っている



パグの飼育が大変なのは大前提ですが、それ以上にパグと一緒にいる日常が幸せなんですよね。
大変だけど結局可愛い



とにかくかわいい!この一言に尽きます、、、、(笑)
パグを飼うのに向いていない人の特徴は?


パグはどんな人が飼うのが向いていないと考えられるでしょう。
結論、パグを飼うと苦労する方の特徴を以下の4つです。
- 忙しくて時間が取れない人
- 経済的に余裕がない人
- 継続が苦手な方
- 体臭が苦手な方
ご自身の生活と合うのか、合わせられるのか、じっくりと検討してみてくださいね。
1.忙しく時間が取れない人
パグは非常に愛情深く、人間との強い絆を求める犬種です。
人懐っこいと言われるくらい人が好きなため、一人での長時間のお留守番は苦手。
仕事や旅行、休みの日に家を空けることが多い人は、パグに寂しい思いをさせてしまうことが多くなってしまいます。
パグを飼う際は、しっかりとパグとの時間をとる覚悟を持って迎え入れてあげましょう。
2.経済的に余裕がない人
前述した通り、パグは医療費や日々のケアなどで飼育費用がかかりやすい犬種です。
Qrasippoの調べるよると、パグの飼育にかかる生涯の費用は約280万程度とも言われています。
経済的な余裕がないと、病院やご飯などが満足に与えられないということにもなりかねないので、ある程度経済的に余裕がある状態で迎え入れるのが望ましいでしょう。
3.継続が苦手な方
パグは人懐っこく愛嬌があり、初心者でも飼いやすい犬種ですが、少々頑固な一面も。
「言うことを聞いてくれない!」「目を離すと問題行動に走ってしまう!」なんてことは、迎え入れてしばらくは日常茶飯事になるでしょう。
お互いが心地よく暮らすためには、飼い主さんが毎日根気よくしつけをする必要があります。うまくいかなくてもめげずに継続する忍耐が必要であることは覚悟しておきましょう。
4.体臭が苦手な方
前にも述べたように、パグは室内飼いの犬種の中でも体臭が強い犬種です。
パグ臭も含めて、パグの魅力!と感じる方も多いですが、毎日一緒になることになるため、パグの体臭がどうしても気になる、耐えられないという方はパグを飼うことはおすすめできません。
実際にお迎えしたいと思っているパグと会う際に、体臭も気を配ってあげるとよいでしょう。



筆者自身はお迎えした当初はパグの臭いが気になっていましたが、毎日のケアを丁寧してあげることである程度臭いを納めることができました。今では、パグ臭がクセになって嗅ぎに行くほどです!
パグを迎え入れるために必要な2つの準備


1.事前に確認しておきたいこと
パグを飼う前には以下のようなことを確認しておきましょう。
- 同居人に犬のアレルギーがないか
- 経済的な余裕があるか(初期費用、毎月の出費)
- パグとの時間が十分にとれるか
- 賃貸であれば犬の飼育が可能か
- 最後まで責任を持ちお世話をする覚悟があるか
- パグを迎えられる環境を整えられるか
- 普段は誰がパグのお世話をするのか
犬を迎え入れる際犬種の特徴などばかり考えがちですが、しっかりとご自身の環境や心構えができるか、じっくりと考えることも重要です。
また、アレルギーがないか、賃貸であればそもそも犬の飼育ができない場合もあるため、そもそもワンちゃんと暮らせるのかの前提の確認も忘れずにしておきましょう。
時間と経済的な余裕がない方もパグを飼うことはおすすめできません。
しっかりと同居人と話し合い、パグを迎え入れられる環境を整えられるかよく話し合って決めておきましょう。
迎え入れる際は、事前にお世話をする人を決めておくと良いでしょう。ライフスタイルに合わせて、曜日や時間などに分けた当番制にするのも一つの手ですね。
2.環境を整える(必要なモノ)
パグを迎える際には、以下のようなものは事前に用意しておくと良いでしょう。
- サークルorゲージ
- ご飯を入れるトレー
- ドッグフードやおやつ
- 給水機(水飲み場)
- トイレトレーとシーツ
- 犬用のベッド
- おもちゃ
- リードとハーネスor首輪
- 掃除道具(ウェットシート、汚れてもよいタオル、コロコロ)
- 床の滑り止め用のマットorクッション
パグを迎え入れる際は、人間と同じ衣食住ができる環境をしっかりと整えてあげましょう。
基本的にワクチンの接種が済むまでお散歩にはいけない場合が多いですが、病院など行く際などにハーネスやリードは必要になるため、あらかじめ準備が必要です。
抜け毛や、最初はトイレの失敗が多くあるため、掃除道具の準備も必須。
ご自宅がフローリングの場合、足が滑って脱臼などのケガにも繋がる場合もあるため、できれば滑りにくいマットなどを敷いて上げられる野が理想です。
最初はゲージで過ごしてもらう場合は、後から用意しても問題ないでしょう。
パグを迎える際は一度真剣に考えてから。
パグは愛情深く飼いやすい犬種とされていますが、遺伝的な特性などから毎日のケアや触れ合いが欠かせません。迎える前にしっかりとご自身の生活環境や性格、経済状況を考慮して、パグとの生活が適切かどうか慎重に考えることが重要です。
この記事では、以下の内容からパグを飼ってはいけない理由として紹介しました。



何があっても最後までお世話をする覚悟を持ったうえで、パグをお迎えする準備をしてあげましょう!
パグを飼ってはいけないと言われる理由
- 病気やケガの注意が必要
- 医療費が高い
- 毎日のケアが大変
- お部屋の掃除が大変
- 毎日のお散歩が大変
- 室温の管理が大変
パグを飼う前に確認しておくこと
- 同居人に犬のアレルギーがないか
- 経済的な余裕があるか(初期費用、毎月の出費)
- パグとの時間が十分にとれるか
- 賃貸であれば犬の飼育が可能か
- 最後まで責任を持ちお世話をする覚悟があるか
- パグを迎えられる環境を整えられるか
- 普段は誰がパグのお世話をするのか